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台東区社会教育団体「親子でどんぶらこ」のブログです!
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乳幼児家庭教育学級☆第1回が無事終了しました。
お待ちかねのレポートをお送りします。

さわやかな秋晴れのもと、ガラス張りの上野区民館は20組近い親子の熱気で盛り上がりました。
はじめに生涯学習課担当係長の大河原さんから講座の紹介と素敵な応援メッセージをいただき、僕らも負けじと、子育てはお母さんひとりでなく、お父さんはもちろん、ご近所さんや地域の人たちもみんな寄り集まってやるもんだ、と啖呵を切って2時間の講座が幕を開けました。

第1回講座

講師のヒデタローさんからは、ご自身のフィールドの新宿・戸山プレーパークの様子を写真を交えて紹介いただいたのち、テレビ朝日の「ちい散歩」で地井武男さんがプレーパークを訪れた際の映像を見せてもらいました。
焚火でベッコウアメをつくったり子どもたちと遊んだり、ハンチングハットの地井さんの子どものような笑顔が印象的でした。

IMG_7626.JPG

「大切なことはみんな子どもたちから教わった」というヒデタローさん。
ご自身の経験談から子どものケガについても説得力のある見解を伺いました。
責任には賠償責任と自己責任の二種類がある。
大人の世界には賠償責任というややこしい問題が存在するが、子どもの世界には自己責任しかない。失敗しても怪我をしても、子どもたちはこの自己責任の世界で自らの行動の責任を取ろうとする。
大人はややもすると子どもの世界に介入してこれを捻じ曲げてしまうことがあるが、本来の大人の役割はこの自己責任の感覚を子どもたちに届けてやることではないか。それが人間力につながる。

IMG_7621.JPG

ケガが多そうというイメージがつきもののプレーパークですが、実際はどうでしょうか。
新宿・戸山プレーパークで昨年一年の来場者数18,900人のうち、消毒とバンドエイドだけの軽いものまで含めたケガの件数は178件、うち通院が必要なケガは6件。
この数字は他の地域行事や学校、幼稚園や保育園などと比べて決して多くありません。むしろ少ないくらい。
マキロンと滅菌ガーゼは肌身離さないというヒデタローさんたちプレーリーダーを頼って、よそでケガをした子どもたちまで学校よりも遊び場に手当てしてもらいに来るのです。
「何かあったときに最優先で子どもの手当てとケアをするのが大人の役割。それが信頼関係です」



IMG_7652.JPG

休憩をはさんで2人の男性保育士のお兄さんによるギターと歌のあそびの時間。
オリジナルの歌あそびの披露もあり親子いっしょに盛り上がりました。

IMG_7662.JPG

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最後はグループに分かれて自己紹介と分かち合いの時間。
お母さんに連れられて、というお父さんたちも口を揃えて、「子どもたちには(自分たちが遊んだような、かつてのあの思い出のような)遊び場がない」と言っていたのが印象的でした。
子どもたちの遊び育つ姿が、大人になって忘れていた子ども時代の思い出に再び火を灯したようです。
「その思いを形にしていくのが言いだしっぺの責任ですよ」と松田さんから応援メッセージをいただき、「いつかその形にして松田さんをお迎えします」と返事しました。いつ頃カナ。
あっという間の2時間でした☆
(会の様子は子どもたちの見守りスタッフをしてくれた谷根千まち学の"はる"さんのページにも紹介されています)



会の終了後は反省会ということでお決まりの岩崎庭園ランチ。
そこでも偶然の再会がありました。
庭園を管理する所長の松井さんは以前に戸山公園の所長さんとして、ヒデタローさんたちと一緒に戸山プレーパークの開設に尽力してくれた方でした。
奇しくも毎度子どもたちが上っては叱られる高さ40cmの庭石の話に。
「子どもたちの遊べない公園は公園じゃない」そう思いながらも自身の管理する公園で一人ケガをした子どもがいると止めざるをえない。そんな公園管理のアンビバレンツを伺いました。
「僕らの子どもの頃は流氷のイカダに乗って遊んだもんだ。死んだやつもいたけど…」回想しながら、今の子どもたちのために何ができるかをいつも考えていらっしゃいます。
「最近の親は注意しても睨みつけてきたりするんだよナ」親たちにも言いたいことがあるそう。
近いうちに勉強会にご招待させていただくことになりました。
ヒデタローさん、たくさんの出会いをありがとうございました☆



次回10月18日の先生は、KOPA冒険遊び場と子育て支援研究会・代表の
矢郷恵子さんです。
世田谷区発で30年来、親子のつながりや地域とのつながりを深める活動をやっていらっしゃった大先輩ママさん。
活動のきっかけはやはりご自身の子育てだったと語ってくれた矢郷さん。
当時はまだ公共施設に託児室がなく、子どもがいると学習講座などにも参加できない。子育ては自分一人ではできないのに、母親が自分のことを語る場もなかった。
子どもが一歳になるころ、世田谷区の広報誌に「青空の下で子育てしながら、仲間づくりをして見ませんか」と呼びかけを載せ、ひとりで仲間を募ったのです。
そこからこの国の新しい保育の形が生まれました。
自分たちのような親子がどうやって地域や社会に参加していくのか。そんな問題に取り組んだ先輩ママさんの経験からお話をいただきます。
会場は変わって谷中5丁目・初音の森防災ひろば横の谷中コミュニティセンターです。
お楽しみに☆
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