台東区社会教育団体「親子でどんぶらこ」のブログです!
おかげさまで最終回を迎えた乳幼児家庭教育学級by親子でどんぶらこ、
先輩ママ、パパや頼れるプレーリーダーのお兄さんたちの話を聞いて、
ホンモノの遊び場に体当たりでぶつかって、そうして迎えた今回は、
待ちに待ったみんなの夢の遊び場を全員で描きました。
以下、車座で話し合った報告を写真とビデオでお送りします。
(手元の携帯電話での撮影のためお見苦しい点、ご了承ください)
先輩ママ、パパや頼れるプレーリーダーのお兄さんたちの話を聞いて、
ホンモノの遊び場に体当たりでぶつかって、そうして迎えた今回は、
待ちに待ったみんなの夢の遊び場を全員で描きました。
以下、車座で話し合った報告を写真とビデオでお送りします。
(手元の携帯電話での撮影のためお見苦しい点、ご了承ください)
「子どもの頃の遊びや遊び場で思い出に残っているものは?」
「この講座を通して知った遊びで面白そうと思ったものは?」
はじまりはこの2つの質問から。
手元の5枚の付箋の一枚一枚に、一人ひとりが答えを書きこみました。
「そういえばあんなことやこんなことに夢中だったな」
「久しぶりに子どもの頃を思い出した」
「道端に落ちてるものを拾ってきてはそんなので遊んでばかりいた」
ワイワイがやがや時間は進みました。
☆★☆
それから、こんな遊びも飛び出しました。
「アリの巣の水攻め」「カエルの足に爆竹…」
なんて残酷な…でも、誰もがそんな過去を抱えていました。
かくいう僕も大きなアリの巣を見つけるたび、
スコップで掘り返したりジョウロにいっぱい水を汲んできて、
大雨を降らせて遊びました。
ある日、アリの巣よりもっと大きな穴がぽっかり
庭の隅に空いているのを見つけました。
木の枝でつっつくと中から飛び出てきたのはまっクロな地蜂。
腰を抜かした僕を威嚇するように頭上を飛び越えていきました。
腹を立てた僕はいつものジョウロに水を汲んで、
そこにキンチョールを吹き込みました。毒霧ならぬ毒の雨です。
にっくき地蜂が巣に戻るのを物陰でじっと待ち、
相手が穴に潜り込んだ瞬間を狙って毒の雨を降らせました。
そのときのドキドキは今も忘れない。
今にも飛び出してくるんじゃないかと及び腰になりながら、
これでもかと終りのない雨を降らせた。
空になったジョウロを片手に立ち尽くす僕。
勝った…
そう思った瞬間でした。
穴の奥から聞こえてきた誰かの声。
「リリリリリリリ…」
それは地面の奥の一番深いところから響いてくる地獄の亡者のうめきに似て、
小さい心を鷲づかみにする限りなく重い悲哀の声でした。
びっくり仰天あたりを見回して一目散に家に逃げ帰った僕の記憶に、
その後一度としてそんな残酷な体験はありません。
☆
「道端の草をも嫌う年頃」…前回お話いただいた天野さんの言葉を思い出しました。
4~5歳の子どもたちがまるで世の中のすべてを憎んでいるかのような言動をとるさまを見て、僕らの親たちや爺ちゃん婆ちゃんたちはこう呼んだのでした。
道端の木々や草花はおろか、
アリやダンゴムシ、カエルなどの小さな命をいくつも奪って遊んだ、
そんな子どもの頃の体験に思い当たる節があるだろうか。
そんな繰り返しのなかふいに直面する生命の耐えられない重さ、
ある日感じた意味も分からない切なさ虚しさ、
そんな子どもの頃の感情を覚えているだろうか。
「命を大切に」なんて言葉で語ってもどこか白々しいけれど、
思い出はいつまでも心に残って僕らに呼びかけ続けます。
そんな思い出を僕らは、
子どもらに残してやれているだろうか。
☆★☆
こうしてそれぞれが出し合った5つの答えを、
3つのグループに分かれてそれぞれ持ち寄りました。
はじめは自己紹介を兼ねて一人ずつの発表。
つづいて場(=模造紙)にペタペタ貼りつけて似たもの同士でまとめ。
最後にまとめたものにイメージを描き添えて一枚の青写真を作りました。
以下、それぞれのグループの描いた夢の遊び場の青写真と、
作り上げたメンバーによる発表のビデオです。
キラキラいきいき熱い思いを語ってくれているのがメンバーのみなさんです。
(カメラを回しながらうるさくしているのは愚生です…スミマセン)
☆
まずは1グループから↓
つづいて2グループの発表です↓
そして3グループの発表です↓
最後は子どもたちのお絵描きも加わって、
それぞれのグループが思い思いに夢の遊び場を描きました。
☆
みんなの話を聞きながらふと思い出していました。
海沿いの漁師町で生まれた僕らの遊び場はいつも海でした。 防波堤に積まれた大人の背丈以上のテトラポットの上を飛び回り、
港に浮かべられた無数の丸太の上を駆け回り、
海に落ちたりカキ殻で指を切ったりしながら、
僕らは生きるのに必要なものを学びました。
それらに向かうときの集中力や危機回避能力、
力を合わせて乗り越 える社会性や協調性、
そして自らの行動の責任や教訓を引き受ける覚悟。
これらは大人になるとつい忘れがちですが、 時代や価値観に左右されない普遍的な能力です。
またまたいただいた言葉を思い出しました。
"Better a broken bone than a broken spirit,"
子どもの骨を折るのにはうるさいのに心を折ることには何も感じな い大人が増え、
子どもの学びよりも安全や安心を優先する傾向が強まっているのを 感じます。
これは親の責任だけではない。
子どもを「 安全」な場所に閉 じ込めておこうとする見えざる意思を感じます。
自ら未来を切り拓く力を僕らは、
子どもらに残してやれるだろうか。
☆★☆
終了後はお決まりの保育士のお兄さんバンド「ピース」による歌あそびライブ。
いつも以上の元気とハイテンションなエネルギーに、
子どもも大人もほっこり熱いパワーをもらいました。
ありがとうピースのお兄さんたち。
そして今日も歌い踊り走りまわってくれた子どもたち。
楽しい時間だったね。
☆★☆★☆★☆
5ヶ月という短い期間でしたが、ご指導いただいた
松田さん、矢郷さん、天野さん、駒沢はらっぱプレーパークのみなさん、
参加してくれたお父さんお母さん、そして元気いっぱいの子どもたち、
台東区乳幼児家庭教育学級「親子で遊び・育ち・つながる~遊びが子育てを変える」by親子でどんぶらこ♪におつきあいいただき、本当にありがとうございました。
来年度はみんなの思いやアイディアを受け、装い新たに新しい企画も始まります。
ぜひぜひお楽しみに☆またお会いできる日まで~♪
PS.
最後になりましたが、僕らのような若輩の団体を親切に手取り足取り導いてくださり、
ときに弱音を励まし、ときにワガママにおつきあいくださった台東区教育委員会、
生涯学習課の大河原さん、阪本さん、鈴木さん、この場を借りて感謝申し上げます。
みなさんの頼もしい縁の下の力のおかげで、こうして僕らもひとつのステップを登りきることができました。
子育てをしながらの講座運営には大変なこともありましたが、
こうして一段上に登ってみる景色と爽やかな春風は他に代え難いものでした。
本当にありがとうございました。
これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
ソレから、同じように親子で何か楽しいことを始めたいと思っているグループのみなさん、
子どもたちの未来のために何かできないかと思っているお父さんお母さん、
ぜひご連絡ください。
みなさんより一年=一歩だけ先を行く小さなセンパイとして、少しのお役に立てればと思います。
一歩登った世界のその心地よさを、みなさんとも分かち合いたいと思います。
「この講座を通して知った遊びで面白そうと思ったものは?」
はじまりはこの2つの質問から。
手元の5枚の付箋の一枚一枚に、一人ひとりが答えを書きこみました。
「そういえばあんなことやこんなことに夢中だったな」
「久しぶりに子どもの頃を思い出した」
「道端に落ちてるものを拾ってきてはそんなので遊んでばかりいた」
ワイワイがやがや時間は進みました。
☆★☆
それから、こんな遊びも飛び出しました。
「アリの巣の水攻め」「カエルの足に爆竹…」
なんて残酷な…でも、誰もがそんな過去を抱えていました。
かくいう僕も大きなアリの巣を見つけるたび、
スコップで掘り返したりジョウロにいっぱい水を汲んできて、
大雨を降らせて遊びました。
ある日、アリの巣よりもっと大きな穴がぽっかり
庭の隅に空いているのを見つけました。
木の枝でつっつくと中から飛び出てきたのはまっクロな地蜂。
腰を抜かした僕を威嚇するように頭上を飛び越えていきました。
腹を立てた僕はいつものジョウロに水を汲んで、
そこにキンチョールを吹き込みました。毒霧ならぬ毒の雨です。
にっくき地蜂が巣に戻るのを物陰でじっと待ち、
相手が穴に潜り込んだ瞬間を狙って毒の雨を降らせました。
そのときのドキドキは今も忘れない。
今にも飛び出してくるんじゃないかと及び腰になりながら、
これでもかと終りのない雨を降らせた。
空になったジョウロを片手に立ち尽くす僕。
勝った…
そう思った瞬間でした。
穴の奥から聞こえてきた誰かの声。
「リリリリリリリ…」
それは地面の奥の一番深いところから響いてくる地獄の亡者のうめきに似て、
小さい心を鷲づかみにする限りなく重い悲哀の声でした。
びっくり仰天あたりを見回して一目散に家に逃げ帰った僕の記憶に、
その後一度としてそんな残酷な体験はありません。
☆
「道端の草をも嫌う年頃」…前回お話いただいた天野さんの言葉を思い出しました。
4~5歳の子どもたちがまるで世の中のすべてを憎んでいるかのような言動をとるさまを見て、僕らの親たちや爺ちゃん婆ちゃんたちはこう呼んだのでした。
道端の木々や草花はおろか、
アリやダンゴムシ、カエルなどの小さな命をいくつも奪って遊んだ、
そんな子どもの頃の体験に思い当たる節があるだろうか。
そんな繰り返しのなかふいに直面する生命の耐えられない重さ、
ある日感じた意味も分からない切なさ虚しさ、
そんな子どもの頃の感情を覚えているだろうか。
「命を大切に」なんて言葉で語ってもどこか白々しいけれど、
思い出はいつまでも心に残って僕らに呼びかけ続けます。
そんな思い出を僕らは、
子どもらに残してやれているだろうか。
☆★☆
こうしてそれぞれが出し合った5つの答えを、
3つのグループに分かれてそれぞれ持ち寄りました。
はじめは自己紹介を兼ねて一人ずつの発表。
つづいて場(=模造紙)にペタペタ貼りつけて似たもの同士でまとめ。
最後にまとめたものにイメージを描き添えて一枚の青写真を作りました。
以下、それぞれのグループの描いた夢の遊び場の青写真と、
作り上げたメンバーによる発表のビデオです。
キラキラいきいき熱い思いを語ってくれているのがメンバーのみなさんです。
(カメラを回しながらうるさくしているのは愚生です…スミマセン)
☆
まずは1グループから↓
つづいて2グループの発表です↓
そして3グループの発表です↓
最後は子どもたちのお絵描きも加わって、
それぞれのグループが思い思いに夢の遊び場を描きました。
☆
みんなの話を聞きながらふと思い出していました。
海沿いの漁師町で生まれた僕らの遊び場はいつも海でした。
海に落ちたりカキ殻で指を切ったりしながら、
力を合わせて乗り越 える社会性や協調性、
これらは大人になるとつい忘れがちですが、
またまたいただいた言葉を思い出しました。
"Better a broken bone than a broken spirit,"
子どもの骨を折るのにはうるさいのに心を折ることには何も感じな
これは親の責任だけではない。
子どもを「
自ら未来を切り拓く力を僕らは、
子どもらに残してやれるだろうか。
☆★☆
終了後はお決まりの保育士のお兄さんバンド「ピース」による歌あそびライブ。
いつも以上の元気とハイテンションなエネルギーに、
子どもも大人もほっこり熱いパワーをもらいました。
ありがとうピースのお兄さんたち。
そして今日も歌い踊り走りまわってくれた子どもたち。
楽しい時間だったね。
☆★☆★☆★☆
5ヶ月という短い期間でしたが、ご指導いただいた
松田さん、矢郷さん、天野さん、駒沢はらっぱプレーパークのみなさん、
参加してくれたお父さんお母さん、そして元気いっぱいの子どもたち、
台東区乳幼児家庭教育学級「親子で遊び・育ち・つながる~遊びが子育てを変える」by親子でどんぶらこ♪におつきあいいただき、本当にありがとうございました。
来年度はみんなの思いやアイディアを受け、装い新たに新しい企画も始まります。
ぜひぜひお楽しみに☆またお会いできる日まで~♪
PS.
最後になりましたが、僕らのような若輩の団体を親切に手取り足取り導いてくださり、
ときに弱音を励まし、ときにワガママにおつきあいくださった台東区教育委員会、
生涯学習課の大河原さん、阪本さん、鈴木さん、この場を借りて感謝申し上げます。
みなさんの頼もしい縁の下の力のおかげで、こうして僕らもひとつのステップを登りきることができました。
子育てをしながらの講座運営には大変なこともありましたが、
こうして一段上に登ってみる景色と爽やかな春風は他に代え難いものでした。
本当にありがとうございました。
これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
ソレから、同じように親子で何か楽しいことを始めたいと思っているグループのみなさん、
子どもたちの未来のために何かできないかと思っているお父さんお母さん、
ぜひご連絡ください。
みなさんより一年=一歩だけ先を行く小さなセンパイとして、少しのお役に立てればと思います。
一歩登った世界のその心地よさを、みなさんとも分かち合いたいと思います。
PR
Comment
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。